手塚治虫おすすめ漫画10作品と記念館【火の鳥・ブッダ】

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こんちゃ手塚先生を尊敬してやまないtakaarです

 

私が手塚マンガにハマったのは成人してからのこと

 

何気にバイト先の友人に借りた一冊のマンガを読んで
一発でその虜になってしもうた(゚Д゚ノ)

 

その時借りた手塚マンガがこれだった

〈奇子(あやこ)

〈1972年1月25日号から1973年6月25日号まで『ビッグコミック』に連載〉

 

昔の日本の都市伝説的なお話のこのマンガ

とにかく “暗い”
どうしようもなく “じめじめしてる”
ラストの絶望的状況で “生き延びてしまう奇子”

まぁホント暗いんです、これが…

 

あらすじはこう

昭和24年、戦争から復員した天外仁朗はGHQのスパイになっていた。ある時、命令で共産主義者の男の殺人(通称 淀山事件)に関与するが、その男は仁朗の妹・天外志子の恋人であった。
さらに事件関与後、血のついたシャツを仁朗が洗っている時、近所に住む知的障害者の少女・お涼と、自分の父親と兄嫁との間にできた少女奇子がそれを見てしまう。仁朗はお涼を口封じのため殺し逃亡する。奇子は一族の体面のために肺炎で死亡したことにされ、天外家の土蔵の地下室に幽閉されたまま育てられるが…。

大人の事情で幼い時から地下室に幽閉され
ほとんど外の世界を知らないまま大人になってしまう数奇な運命の物語

昔の日本の「村」のしきたり、排他的な雰囲気、登場人物達のエゴ・腹黒さ、
すべてが “じめじめ” “ドロドロ” ッス…

 

人気が下降している時期の作品だった?らしい
児童漫画家として壁にぶち当たっていた時代だったようで
こんな劇画作品に作風を変えていったようだ


うゎぁ〜〜、手塚治虫ってこんな話も描いてるんだ!

っと衝撃的だった。
手塚マンガといえば鉄腕アトム、ジャングル大帝、リボンの騎士など
主に子供向けの手塚作品しか見て来なかった私には驚きだった

 

その後は一気にハマり
手塚作品の青年向けマンガを貪り読むことになった

 

そんな私のおすすめ手塚マンガをご紹介

 

 

 


 

正義とはなんなのか?
戦争、人種差別、宗教、友情を通して描く社会派ドラマ


〈アドルフに告ぐ〉

〈1983年1月6日から1985年5月30日まで『週刊文春』に連載〉

 

【あらすじ】

第二次世界大戦前後のドイツにおけるナチス興亡の時代を背景に、「アドルフ」というファーストネームを持つ3人の男達(アドルフ・ヒットラー、アドルフ・カウフマン、アドルフ・カミルの3人)を主軸とし「ヒトラーがユダヤ人の血を引く」という機密文書を巡って、2人のアドルフ少年の友情が巨大な歴史の流れに翻弄されていく様と様々な人物の数奇な人生を描く。

 

政治、戦争の不条理の中時代に翻弄される
ドイツ人、日本人、ユダヤ人の生き様を描いた物語
戦時中の日本の雰囲気などもよくわかる作品

「週刊文春」での連載だったこの作品
編集長からの「徹底的にシリアスな大河ドラマを描いて欲しい」
という求めに応じ描いた作品らしく
手塚治虫の青年マンガ作品の中でも
ひときわシリアスでハードな社会派ドラマとなっている

 

 


 

どうしようもなく魅かれる自由奔放な謎の女


〈ばるぼら〉

〈1973年から1974年にかけて『ビッグコミック』に連載〉

 

【あらすじ】

小説家・美倉洋介は耽美派の天才として名声を得ていたが、異常性欲の持ち主であることに日々悩まされていた。ある日、新宿駅で彼はアルコール依存症のフーテン娘・ばるぼらと出会い、彼女をマンションに居候させることとなる。ばるぼらはことある毎に美倉のマンションを出るが、そのたびにまた彼の家に居ついてしまうのだった。やがて美倉は、ミューズの末妹かつ現代の魔女であるばるぼらと、彼女の母ムネモシュネ(ムネーモシュネー)を通じて、黒魔術世界とかかわりを持つようになっていく。

 

主人公(美倉)にとっての“ばるぼら”とは一体何者だったのか?
美倉の幻想の女なのか?本当に実在していた女なのか?
その愛の結末は、愛する・欲するがゆえの「歪んだ愛憎劇」へと変わる

 

 


 

女の野望 VS 純な男の愛
世界人類を巻き込む壮大な傑作サスペンス

〈地球を呑む〉

〈『ビッグコミック』の創刊号である1968年4月号から1969年7月25日号まで連載〉

 

【あらすじ】

悪魔的な美貌を誇る女・ゼフィルス。男はその写真を見ただけで忘れられなくなり、生涯その姿を追い続ける……。彼女の正体とは? そしてその目的とは!?
壮大なスケールで描く傑作サスペンス!
1942年8月、ガダルカナル島へ出征した日本兵・安達原鬼太郎、関一本松の二人は自分達が殺したアメリカ兵の持っていた写真の美女・ゼフィルスの虜となる。
それから20年後、大企業の社長となった安達原は取引先からゼフィルスが来日してホテルに滞在しているという知らせを聞き、その日暮らし生活を送る一本松に彼の息子で性欲以上に酒を愛し、地球を呑みつぶすという野望を持つ男・五本松にゼフィルスを調査させる。
実はゼフィルスは母親と同じ名前を名乗り、絶世の美女の姿の人工皮膚を纏った7人姉妹であった。ゼフィルス達には亡き母の遺言に従い、「お金を滅ぼす」「世界中の道徳や法律を混乱させる」「男へ復讐する」という野望を抱いていた。
ゼフィルス率いるマムウ共和国と関五本松の世界を巻き込む戦いの物語。

 

どんな男も必ず虜にしてしまう絶世の美女〈ゼフィルス〉
VS
泥臭くも人間味溢れる野生人〈五本松〉

の人類の存続を掛けた壮大な戦い

 

ゼフィルスの野望を実行する作戦が巧妙すぎて

ほぇ〜なるほど!と関心してしまう

人間愛が勝つのか?復讐の野望が勝つのか?そして世界の運命は…

 

 


 

身体が「犬」になる奇病〈モンモウ病〉を描くドラマ

〈きりひと讃歌〉

〈1970年4月10日号から1971年12月25日号にかけて『ビッグコミック』に連載〉

 

【あらすじ】

「モンモウ病」という奇病を中心に繰り広げられていく医療マンガ。モンモウ病とは、四国の山あいにある犬神沢の村に起こる奇病。突然恐ろしい頭痛に襲われ、獣のように生肉を食べたくなり、やがて体中が麻痺して骨の形が変わり、犬のような風貌になる。そして1ヶ月以内に呼吸麻痺で死に至る……という難病。
大阪のM大学医学部でモンモウ病患者を担当していた青年医師小山内桐人は、この病気が川の水や土質に由来する中毒だとする仮説を立て、学生時代からの友人占部とともに研究を進めていた。一方、上司の竜ヶ浦教授はウイルスによる伝染病説をとなえていた。調査を重ねるうち、桐人自らもモンモウ病に罹患してしまう。犬のような姿になりながらも、ついに仮説の証拠をつかんだ桐人。しかし彼を待っていたのは、陰謀と数奇な運命であった…。

 


主人公桐人は研究中モンモウ病に発病してしまい
自身も「犬」のような見た目になっていく

 

差別され、裏切られ、あげく見世物にされ
人間の尊厳を奪われ、もがきながらもこの奇病の真相を探る

 

モンモウ病の真相と、きりひとの運命はいかに…

※モンモウとは盲目をもじった病名だそうです

 

 

 


 

人間の生命の価値観、輪廻転生を描いた
手塚治虫のライフワーク的作品


〈火の鳥〉

〈1954年から1988年にかけてさまざまな媒体に連載〉

 

【あらすじ】

その血を飲むと永遠の命が手に入るという「火の鳥」をめぐる物語。
日本の黎明期から始まり、次は日本(人類)の終末を描き、過去と未来を交互にストーリーが展開し、その両方が次第に現代に近づいていく。3500年以上の時空を超え、人間の性、「歴史」「宗教」「愛」「寿命」「生き様」といった人類に普遍的な「生」をテーマに輪廻転生を描く壮大な物語。最終話では現代日本が舞台になる予定でしたが、それが描かれる事はなかった。

手塚治虫の代表作と言っても過言ではないライフワーク的作品

実は私
これが一番好きな作品です

ざっと全12編からなる長編
〈1:黎明編〉〈2:未来編〉〈3:ヤマト編〉〈4:宇宙編〉〈5:鳳凰編〉〈6:復活編〉
〈7:羽衣編〉〈8:望郷編〉〈9:乱世編〉〈10:生命編〉
〈11:異形編〉〈12:太陽編〉

かなり長いけれどその分
読み応え十分な大傑作!

点が線になり古代、現在、未来の時代を超え物語が繋がる輪廻転生の物語
主人公が永遠の命の源「火の鳥」をめぐり人間の生き方を問う物語

私は〈2:未来編〉が一番好き↓

西暦3404年。地球最後の都メガロポリスは、戦争勃発のため放射能に覆われる。恋人タマミをはじめあらゆる生物が死に、一人残ったマサトは、火の鳥に地球復活の命を受ける。孤独で過酷な三十億年の試練を経、ようやく生物創造を達成。壮大でかつ神秘的な銀河宇宙を背景に、文明=人間の強さと愚かさを描く感動作。

 

他の主人公たちは「永遠の命」を求めて生きていくが
この〈未来編〉の主人公マサトはたった一人で生き残ったがために

「死にたい!死にたい!なぜ死ねないんだ?おれだけが…なぜだ!?」

という「死にたい」な逆思考で生きていく物語

確かに世界中でたった一人だったらそうなるでしょうね…

 

〈その他火の鳥の名言〉

「なぜ火の鳥をつかまえて血を飲まないのか?」という質問に対しての老人の答え

「死なないことが 幸せではないぞ。
 生きているあいだに、自分の生きがいを見つけることが大事なんじゃ」

 

作者手塚治虫の全体の構想はこうだ

手塚治虫の火の鳥構想
「私は、新しいこころみとして、一本の長い物語をはじめと終わりから描き始めるという冒険をしてみたかったのです。」「最後には未来と過去の結ぶ点、つまり現代を描くことで終わるのです。それが、それまでの話の結論に結びつき、それが終わると、黎明編から長い長い一貫したドラマになるわけです。したがって、そのひとつひとつの話は、てんでんばらばらでまったく関連がないように見えますが、最後にひとつにつながってみたときに、はじめてすべての話が、じつは長い物語の一部にすぎなかったということがわかるしくみになっています。

いやぁ面白いッス

一家に一セット。家族で読むべきですw

 

 

 

気になる漫画は一気に全巻大人買いぢゃぁ〜!

 

 

 

 


 

人間が偉いのか?身分ってなんなんだ?
虫、動物、人間すべての命を等しく描く悟りの境地

〈ブッダ〉

〈1972年から1983年まで「希望の友」に連載〉

 

【あらすじ】

舞台は今から2500年前のインド。人々はカーストと呼ばれる4段階の身分、バラモン(僧侶)、クシャトリヤ(武士)、ヴァイシャ(平民)、スードラ(奴隷)、更にスードラ以下とされカーストにすら含まれないバリア(賤民のもと暮らしていた。カピラヴァストウ(カピラ城)の王子ゴータマ・シッダルタはクシャトリヤの身分として、何不自由のない生活を送っていた。やがては結婚し、息子誕生と共に王位に就くことになる。しかし、幼い頃よりシッダルタは、「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を常に抱えていた。そして、息子が生まれた日、シッダルタは遂に僧としての道を歩み始めた。数々の苦難を乗り越えた末に、悟りを開いた彼はブッダとなる。シッダルタことブッダは生涯をかけ、人々を諭し、共に悩み苦しみながら進んでいく。

人間臭いキャラクターも多く登場し、感情移入して読める
私は「タッタ」が好き。
復讐心を捨てきれなかった彼の最期は人間味があり共感します

生きとし生けるものの命は皆同じ重さということを教えてくれます

 

 

 

 



高額な手術料は命の代償。無免許の天才外科医BJ
「医療と生命」をテーマに描く医療マンガの金字塔

〈ブラック・ジャック〉

〈1973年11月19日号から1978年9月18日号まで『週刊少年チャンピオン』に連載〉
〈1979年1月15日号から1983年10月14日号にかけては不定期連載、全242話〉

 

【あらすじ】

無免許ではあるものの、唯一無二の神業ともいえるテクニックにより世界中に名を知られる、天才外科医ブラック・ジャックを主人公に、「医療と生命」をテーマにそれぞれ据えた医療漫画。

 

生命とはなにか?なぜ命を助けるのか?を医療を通し問い続ける物語
基本的に一話完結

表向きは「悪名高い金の亡者 無免許天才外科医ブラック・ジャック」であるが
情にも厚い人間味のある“ダークヒーロー”でもある

魅力的なキャラクターも多く、助手ピノコとのやりとりも面白い
手塚自身が医師を志していたこともあり
医療シーンでの詳細でリアルな描写も特徴

手塚作品でも屈指の人気を誇る名作

 

 

 

 


 

 

図太く戦う企業戦士の姿を描く社会派ドラマ

〈グリンゴ〉

〈1987年8月10日号より1989年1月25日号まで『ビッグコミック』に連載〉

 

【あらすじ】

時は1982年。南米の商業都市カニヴァリアに主人公・日本(ひもと)は支社長として赴任する。会社への厚い忠誠心を持った日本であったが、社内での政変によって恩人の専務が失脚、日本も僻地エセカルタに左遷される。自分を貶めた常務派やカニヴァリア副支社長の熊谷への恨みもあって、日本はこの南米の排日感情の強い発展途上国で一攫千金を目指し、鉱山の開発に着手する。ゲリラの協力と稀な幸運でレアメタルの鉱脈を突き止めた日本であったが、その2年後の1984年、政府軍がゲリラを鎮圧し、日本らは逃避行を強いられることになる。果たして日本らの運命は……

 

手塚治虫が描く高度成長期の日本
エリート商社マンの物語

派閥争いの末、異国の地で飛ばされ
妻子共々波乱万丈の毎日を送るも
屈強な精神の持ちである主人公「日本(ひもと)」が図太く戦う企業戦士の姿を
描く社会派ドラマ

タイトルの「グリンゴ」 (Gringo) はスペイン語で「よそもの」という意味

この作品は手塚の死により未完のまま終了
内容が面白いところで終わっているだけに本当に残念…

 

 

 


 

 

子供から大人まで楽しめる妖怪物
生々しい戦いを続ける百鬼丸が背負う暗い運命の旅路

〈どろろ〉

〈1967年8月27日号から1968年7月21日号まで「週刊少年サンデー」に連載〉
〈1969年5月号から1969年10月号まで「冒険王」に連載〉

 

【あらすじ】

戦国時代の北陸や能登半島を舞台に、生まれながらにして身体を奪われた少年(百鬼丸)と泥棒の子供(どろろ)が四十八もの妖怪を倒し、自らの身体を取り戻していく冒険活劇。この2人の妖怪との戦いや、乱世の時代の人々との事件を描く。当時人気のあった水木しげる氏の妖怪モノに触発されて製作したと自身で公言している。

 

妖怪との戦いも生々しい反面リアルで現実味を帯びている
自分の為、人々の為に戦いに勝利した!といっても

“こそ泥”、“人間じゃない”

などと、人々からののしられ、裏切られ、忌み嫌われる百鬼丸とどろろ。
妖怪との戦いというテーマではあるが
人間のエゴ、理不尽さが描かれている

本当の敵は妖怪ではなく“人間”なのかもしれない…

 

 

 

 

 

私が思う手塚マンガの魅力


 

いつも手塚作品に感じることは

 ストーリーが実に良く出来ている

 人の感情・人生を描き、登場人物に人間味が溢れている

 フィクションを興味深く解りやすく説明し、展開する

 人間とは?正義とは?生きることとは?を考えさせられる内容が多い

 

どの作品でも無理な展開が少なく
スッと受け入れられ、引き込まれ、腑に落ちる

わぁ〜本当にこんな未来がくるかも知れない…

とリアルに感じるSFチックなところが特に好きです
読み始めるとのめり込み、止まらなくなる

 

特にマンガ家として油の乗った
60年代後半から70年代の作品に私の好きなのが多い

火の鳥、奇子、ブラック・ジャック、ブッダ、
地球を呑む、きりひと賛歌、どろろ、など

今回紹介した多くがこの時代の作品なんです

ハズレなし!是非読んでみてください( ・`ー・´)

 

 

 

 

手塚治虫のすべてがここに〈宝塚市立手塚治虫記念館〉


 

 

兵庫県宝塚市で約20年間を過ごした手塚治虫の生涯を称えて(出生地は大阪府豊中市)、没後5年にあたる1994年に青少年への夢を育ませる場として、宝塚市に設立。「自然への愛と生命の尊さ」を基本テーマとする。運営は宝塚市。

2階のパソコン端末では、手塚治虫の生涯や作品年鑑を閲覧できるほか、2000年までに製作された手塚関連のテレビアニメ・劇場版アニメ・オリジナルアニメの一部作品が全編全話視聴できるようになっている。

 

【施設概要】

〈2F:企画展示室〉

  • 情報・アニメ検索機 – 手塚治虫の情報や2000年までに製作された手塚関連のテレビアニメ・劇場版アニメ・オリジナルアニメの一部作品が全編全話視聴可能
  • ライブラリー、単行本展示棚 – 手塚関連の書籍約2000冊が閲覧可能。
  • ミュージアムショップ
  • ジャングルカフェ – 『ジャングル大帝』がモチーフのカフェ

 

〈1F:エントランスホール〉

  • 常設展示、グッズ展示棚 – ゆかりの品や作品資料、グッズを展示
  • アトムビジョン – 記念館オリジナル映像を上映

 

〈BF〉

  • ジオラマ「手塚治虫昆虫日記の宝塚」
  • アニメ工房 – アニメ作画などワークショップ体験

情報元:wikipedia宝塚市手塚治虫記念館

 

〈入場料〉

  • 大人:700円 (団体10名以上)560円
  • 学生(中学生・高校生):300円 (団体10名以上)240円
  • 小人(小学生):100円 (団体10名以上)80円

 

〈開館時間〉

  • 9:30〜17:00(入館は16:30まで)

 

〈定期休館日〉

  • 毎週水曜日(祝日と重なる日、春休み・夏休みの水曜日は開館)
  • 12月29日から12月31日(年末休館)
  • 2月21日から2月末日(メンテナンス休館)

 

〈アクセス〉

所在地:665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7番65号

  • JR宝塚駅から徒歩8分
  • 阪急宝塚駅(宝塚本線)から徒歩8分
  • 阪急宝塚南口駅(今津線)から徒歩5分

 

【手塚治虫記念館HP】

 

 

 

 

 

手塚治虫ってどんな人だった?


 

1928年11月3日生まれ。 血液型A型。漫画家、アニメーター、アニメーション監督。大阪帝国大学附属医学専門部を卒業、医師免許取得、のち医学博士に。
戦後日本においてストーリー漫画の第一人者、漫画の草分け存在として活躍した。
兵庫県宝塚市出身(出生は 大阪府豊能郡豊中町、現在の豊中市)、同市名誉市民。
1989年2月9日死去。

 

自分が一番!でないと気がすまない嫉妬の鬼

自らが唯一無二の天才・マンガの神様でありながら
才能あるマンガ家には辛辣な言葉を思わず浴びせてしまう
という子供っぽい負けず嫌いな性格だったよう

例えばこんなエピソードが

【水木しげるへの嫉妬】
手塚はある出版社パーティーの席で全く面識のなかった水木に話しかけ、「あなたの絵は雑で汚いだけだ」「あなたの漫画くらいのことは僕はいつでも描けるんですよ」と言い放った。

【石ノ森章太郎への嫉妬】
仮面ライダーの原稿を尊敬する手塚治虫に見て貰うために、家まで行った。手塚は玄関先で読み、無言でビリビリに破いた。
「石森君、あんなものはマンガじゃないよ」
石ノ森は、呆然として泣きながら自宅に帰り、自分には漫画の才能は無い。関係者に引退を告げる。
それを聞いた手塚治虫は石ノ森の自宅へ行き慌てて謝ったそう。仮面ライダーがセリフなしで繰り広げられた事に、嫉妬を覚えたと語っています。

 

マンガの神様も一人の人間だったんですねw

でも、マンガ家にとって尊敬する手塚治虫にこんなこと言われたら
相当ショックだろうな:(´ཀ`」 ∠):

 

 

 

超のつく仕事人間。一日の睡眠時間は4時間

起きている間中、マンガを描き続ける生活
編集者に「手塚先生は一体いつ勉強(新作アイデアの)しているんだろう?」
と思わせるほど休まない仕事人間だった

そんな手塚治虫の生涯作品は何と700以上にものぼる
そのキャラクター数においては数千にもなるんでしょうね
すご…

 

晩年は胃ガンで入院するも、ベッドで執筆

100歳まで描き続けたいと言っていた手塚は
病院のベッドでも医者や妻の制止を振り切りマンガの連載を続けた

 

昏睡状態に陥るが意識が回復すると
「鉛筆をくれ」と言っていた

 

息子の眞さんは昏睡が覚めると鉛筆を握らせるが
また意識がなくなる、そんな繰り返しだったと語る

 

死に際の状態でも「頼むから仕事をさせてくれ」と起き上がろうとし



妻は「もういいんです」と寝かせようとするなど
最後まで仕事への執着心を無くさなかった

 

半蔵門病院の病室で、1989年(平成元年)2月9日午前10時50分死去

 

死に立ち会った松谷氏によると
「頼むから仕事をさせてくれ」が手塚の最後の言葉
だったらしい

 

仕事人間というかここまでくると完全な病気ですね…
ご家族の方はさぞ大変な思いだったでしょうね……

 

そんなあなたの仕事(マンガ)で育った私
手塚マンガに出逢えてよかった〜!(*´ー`*)
と心底思います

 

 

ありがとう、手塚先生!

 

 


【公式HP〈TezukaOsamuOfficial〉】

 

【手塚プロダクションHP】

 

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